なんとなく身体がだるい、頭痛もしている。さっきから暖房器具に当たっているのに、暖かさを感じない…なんてことはありませんか?
それは寒気(悪寒)が始まっているかもしれません
風邪かな?と思っていますか
寒気(悪寒)があり、頭痛もしているとき、原因は風邪ではない場合もあります
考えられる原因をまとめてみました
寒気(悪寒)があり、頭痛もしているときに考えられる病気とは
寒気(悪寒)とは何か
発熱の初期に起きる、体がゾクゾクしたり、ガタガタ震えるような病的な寒け(さむけ)のことです
白血球が体内のウイルスを認識すると体温を高くして体をウイルスから守ろうとします
そのとき脳内では「体温が温かい」という認識が抑えられ、「寒い」という認識が強まります
この働きで体温の基準温度が上昇し、だいたい37度を超えていきます
寒気の度合いが強いほど、あとからの発熱は高い傾向にあります
頭痛とは何か
実は、頭蓋骨や脳そのものはつついても痛みを感じません
頭部で痛みを感じる場所としては、骨膜、太い血管、硬膜、頭皮、頭を覆う筋肉、脳神経、上部頸髄神経などです
これらの組織が圧迫されたり、引っ張られたり、炎症を起こしたりすると痛みを感じます
そこから考えられる病気は・・・
1.風邪
寒気や頭痛の他に、喉の違和感、痛みやくしゃみを伴う場合は風邪が考えられます
風邪をひいたときに起こる頭痛の原因は、脳の血管の拡張による可能性があります
脳の血管の周りには三叉神経という脳から直接出ている神経があり
三叉神経が刺激されることで、脈を打つようなズキズキとした頭痛が起こります
偏頭痛に似た痛みのことが多いようです
風邪の場合は寒気や頭痛のあとに、発熱、鼻水、咳と症状が変化していきます
熱が高いからとむやみに解熱剤を使用したりしますと、熱が上がることで体がウイルスと戦っているので、返って治りにくくなる場合があります
病気によっては解熱剤の種類も変わりますので、病院で診てもらうのが賢明です
寒気についてですが…
普通に風邪引いた…という時の寒気とインフルエンザになった時の寒気は全く違うと言っていいです
風邪かな?という時は少しの寒気と頭痛と…といった初期症状ですが、インフルエンザの場合はひどい倦怠感と共に、関節痛も伴い、寒気の度合いも強く表れます。
私が以前インフルエンザになった時もどうかしたんじゃないかと思うほどの寒気と体中の痛みに襲われました
もし、インフルエンザかも?と思った時も早目の服薬が効果あります。
最近ではインフルエンザの判定キットの精度が上がり、37.8度以上の発熱であれば検査出来るとのこと。
早めの医療機関の受診をお勧めします!
2.妊娠
妊娠の初期症状として現れます
自律神経の乱れが原因です
寒気や頭痛の他に微熱や倦怠感などか伴い
風邪かな?と勘違いしてしまうこともしばしば見られます
女性の方で妊娠の場合が疑わしい場合は、風邪薬を飲んだりして、症状を抑えるのをやめましょう
妊娠していた場合、薬を服用したことが心配事になってしまいますので…
3.熱中症
私は以前、熱中症になったことあるのですが
寒気と頭痛…というより、先にまるで頭が割れるような頭痛がして、そのあと寒気と吐き気が同時でした!
でも、ここまでくると救急車での搬送レベルです
症状はかなり辛かったです。
バランスの取れた水分補給が大切です
頭痛が軽いうちの、早目の対処が重要です
4.急性肝炎
症状は頭痛、寒気、喉の痛み、倦怠感…と風邪と似ています
違いは黄疸にあります
黄疸とは肌が全体的に黄ばんで見えることや、目の白目部分が黄色くなることです
肝臓の病気はなかなか症状が出ず、黄疸が出て初めて病院へ訪れる方が多いようです
血液検査ですぐにわかります。
5.肺炎
肺炎球菌感染症の1つが肺炎です
65歳以上の方に多く見られます
主な症状は、せき、発熱、たんなど、かぜの症状と似ているため、肺炎は“かぜをこじらせたもの”と考えられがちですが、肺炎とかぜはちがいます
肺炎では、細菌やウイルスなどの病原体が、酸素と二酸化炭素のガスの交換を行う肺胞に感染して炎症を起こします。
このガス交換に障害が生じると、息切れ、黄色~緑色や鉄さび色のたん、38度以上の高熱などの症状が長く続き、一般的なかぜよりも症状が重くなります
激しいせきが特徴的です。
以前知人で肺炎にかかった人がいまして、そばで咳しているのを見たことがありますが、半端ない咳込み様でした。
レントゲンを撮るとすぐにわかりますので(肺が白く写るそうです。)
病院へ足を運びましょう
*寒気がひどい時の正しい対処の順番と方法について詳しいことはこちらから
まとめ
病気の初期症状として、寒気と頭痛を伴うものは色々ありますが、その病気によって、対処方法も様々です
風邪だろうと軽視する事は危険です
これはいつもと違う…と思う症状があるようでしたら、病院で診てもらいましょう