飾り付けに苦労して1ヶ月…。桃の節句も無事終わり、今度はお片付けの時期がやってまいりました。
お雛様が3段飾り、7段飾りと増えるごとにお片付けも大変になっていきます。
ひな祭りの日の3月3日が終わったら片付けてしまう、という地方が多いのですが、旧暦(4月3日)まで続けて飾る地域もあります。
お雛様のベストな収納方法とは
お雛様を仕舞うにあたり、家の収納スペースに限りがある場合は、思い切って既成のケースから出して収納するのもひとつの手です。
押入れ用の引き出しタイプの収納ボックスなどに、お人形や付属品を不織布など、通気性が良く、多少の衝撃からのクッションにもなるもので包み、仕舞います。
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↑このようなケースで大丈夫です。
不織布や押入れ収納ケースはホームセンターなどで購入できます。
不織布とはこんな感じの素材です。↓
もしくは通気性抜群である桐箱に仕舞うのも良いです。
桐箱の下にキャスター付きですと収納庫からの出し入れが楽ですよ。
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そのあとは押入れかクローゼットへ仕舞います
お雛様収納 片づけは「啓蟄の日(けいちつのひ)」がベスト
ひな祭りから約2週間を目安にして、新暦の3月の中旬ごろまでにしまうのがよいでしょう。 旧暦なら4月中旬くらいまでが目安です。
ちなみに、雛人形を片付けるのは、「啓蟄の日(けいちつのひ)」がベストだと言われています。 啓蟄の日というのは、二十四節気のなかのひとつで、3月6日ごろのことを指します。
「啓蟄」は季節を表す言葉で「春の温かさを感じて、冬ごもりしていた虫が外に這い出てくるころ」という意味を持っています。
「啓」には、「ひらく、開放する、夜が明ける」などの意味があり、「蟄」には「冬ごもりのために虫が土の下に隠れる、閉じこもる」という意味。 それらをつなげてつくった言葉が「啓蟄」ということです。
お天気をみながら、日にちはあまり気にせずに。
翌年出した時に良い状態であるようにしてあげたいですね。
お雛様収納場所 通気性がある場所が第一候補
まず、しまう日のお天気ですが、晴れの日であることが大前提です。
ガラスケース入りのお雛様の場合は、前面部分のガラスの扉を開けて、充分に湿気を逃しましょう。
ガラスケースを全体的に水拭きなどした場合も同様に。
仕舞いこんでいて一番怖いのはカビを生やしてしまうことです。
よく乾かしたら、直射日光などが当たらず、高温多湿は避けて収納…これがセオリーではありますが、そうなると押入れの中やクローゼットとかになっちゃうんですよね。
そうすると、どうしてもカビが生えちゃうんですよね(泣)*特に家の北側の押入れやクローゼットは要注意です。
カビを生えさせてしまう原因として、お雛様が届けられたときに梱包されていた、ダンボールにそのまま仕舞ってしまうことがあげられます。
ダンボールは紙製品ですので、カビが生えやすいんですよね。
特にガラスケースでダンボールにしまった場合は、ガラスケースとダンボールのほんの隙間のところにカビが生えます。
私も以前このパターンでガラスケースとダンボールの両方にカビが!
…絶望的な気分になりました…。
家の北側収納を避けて、出来たら家の西側か南側の場所ならカビの心配もありません。
おわりに
お雛様収納片づけ、収納のプロにみられる共通点5つ
*雛人形を飾る場所の近く、もしくは持ち運びの負担が少ない場所に収納している
*元箱ではなく、自分が出し入れしやすい箱や袋を活用している
*自分以外の人も雛人形を飾れる・しまえるよう、収納方法をシンプルにしている
*雛人形を飾る・しまうのにかかる時間・手順を把握している
などがあります。
みなさんもこのこととカビに気をつけて、仕舞ってみてくださいね。