これは花粉症なのか、風邪なのか…どっち?って思うことありませんか?
2つとも症状はとても似ているんです。
あれ?やたらくしゃみが出るな、鼻水もすごいズルズル出てるけど、なんだか体もだるいし、咳も時々出るし・・・
考えてみたら、もう三日も症状続いてるし…。
花粉症と風邪の違いが分からないなら、ここでセルフチェックしてみましょう。
また、アレルギーかも…と思ったら、どうしたらいいのかの対策とアレルギー検査の内容や費用についてお話ししていきます。
花粉症と風邪の症状の違いは何?セルフチェックシートで確認
まずはセルフチェックしてみましょう。自分の症状と比べてみてね。
①くしゃみ
②鼻水
③微熱
④頭痛
⑤喉の違和感
⑥倦怠感
⑦咳
何個当てはまりましたか?
実はこれらすべてが花粉症と風邪に共通する症状です。えええー?ですよね。
①鼻水やくしゃみの他に「かゆみ」の症状があるかどうか
目のかゆみ、喉や口の中のかゆみ、肌のかゆみなどが鼻水やくしゃみと共にみられるならば花粉症の可能性が高いです。
ただし、風邪の初期症状で蕁麻疹が出ることはあります。
目や喉、口の中のむず痒い感じのかゆみというのはアレルギーの可能性大です。
②風邪の場合は日にちが経つと鼻水の色に変化がみられる。
症状が出始めてから、10日経っても水のような鼻水が出続けている場合、花粉症である場合が高いです。風邪の場合はしばらくすると白から黄色へ、その後は緑色へと段々と変化していく様子が見られます
③家族にアレルギーの人がいる
これは決定的な違い…というのとは違いますが、アレルギーは遺伝性ですので、自分の片親どちらかがアレルギーの場合は75%の確率、両親ともアレルギー持ちの場合は95%の確率で遺伝するとも言われています。
自分の両親のどちらが花粉症持ちで、その家族と同じ時期にくしゃみ、鼻水といった自分と同じような症状が出ていた場合はアレルギーの可能性が高いと言えます。
ちなみに管理人の父親は花粉症。管理人も花粉症。
そして管理人の子供も花粉症…。
遺伝て恐ろしい(泣)
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花粉症かも…と感じたらどうしたらいいの?対策と対処方法について
内科や耳鼻科、皮膚科やアレルギー科などを受診しましょう。
アレルギー検査を受けられるところが沢山あります
花粉症…というと、花粉に反応してしまう病気ですが、反応してアレルギー症状が出てしまうのは花粉だけではないかもしれません。
アレルギーテストをしてみたら、花粉以外にもアレルギー反応を示すものが発見される場合も非常に多いです。
身体がアレルギー反応を起こす原因物質というのは本当に多く、それをキチンと検査して知っておくということが、症状を軽減するための対策として非常に有効なのです。
アレルギーテストって何?どういう検査をするの?金額はいくらかかる?
アレルギー検査って具体的には何をするのでしょうか?
①IgE抗体値検査
②目の検査
③鼻の検査
があります。
IgE抗体って何?
人の免疫を司るタンパク質のことです。
アレルギー反応であるくしゃみや鼻水はこのIgE値が異常に高くなり、免疫機能の過剰な働きによって起こるものです。
身体の中にアレルギーの原因物質が侵入すると、このIgE抗体が過剰反応して、くしゃみ、鼻水などで原因物質を身体から追い出そうとする症状が連続して起こるので私たちにとってはつらいのです。
IgE抗体値検査の検査は血液を採取しておこないます。
保険適用範囲内では13種類、33種類、39種類と選んで調べることが出来ます。
[アレルギー13種類の検査方法について]
検査項目が200種類ほどある中から好きな項目を選択することができ、病院の先生から「今の時期に症状があるということは…コレが原因物質かもしれないので、検査してみましょうか?」など提案される事も多く、それら全て合わせて13種類までを選択できる検査です
ちなみに代表的なものとしては
花粉類、食品類、ペット類、ハウスダスト類、ゴム製品
などなどです。
[アレルギー33種類の検査方法について]
検査方法は「マスト33」と呼ばれるもので、検査項目はあらかじめ決まっていて、選択することは出来ません。
スギ
ヒノキ
ハンノキ
シラカンバ
カモガヤ
ブタクサ混合物
ヨモギ
オオアワガエリ(イネ科植物です)
コナヒョウヒダニ
ハウスダスト
ネコ皮屑
イヌ皮屑
カンジダ(カビの一種です)
アルテルナリア(カビの一種です)
ラテックス(ゴム製品のことです)
キウイ
バナナ
ゴマ
ソバ
小麦
ピーナッツ
大豆
米
マグロ
サケ
エビ
カニ
ミルク
豚肉
牛肉
鶏肉
卵白
オボムコイド(卵アレルギーを起こしやすい耐熱性タンパク質のことです)
[アレルギー39種類の検査方法について]
最近までビュー36と言われていたもので、36種類検査項目がありましたが後から3種類増え39種類になり、今では「ビュー39」と呼ばれています
こちらも検査項目は決まっているタイプです
マスト33との違いですが、マスト33の検査項目にヤケヒョウダニ、蚊、ゴキブリ、アスペルギウス(カビの一種)、マラセチア(カビの一種)、サバ、りんごの検査項目が増えているのがビュー39となっています
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アレルギーの検査費用はどれくらいかかるの?
13種類、33種類、39種類は共に保険適用で値段は5000円くらいです
これはくしゃみ、鼻水といった症状よりも目のかゆみが強く、眼科を受診した場合に多く行われる検査です。
専用のブラシで粘膜部分をこすり取り、好酸球というアレルギーを起こす白血球があるかどうかを顕微鏡で見る検査です
ただこちらの検査のみですと、どのアレルギー物質に原因があるかは特定できません
検査でアレルギーがあると診断されると、目のかゆみや充血を抑える点眼薬を処方してもらえます
こちらは耳鼻科を受診した場合に行われる検査です
鼻の粘膜をこすり取り、好酸球増加具合を調べます
目の検査と内容は同じになります
費用は保険適用で420円ほどです
他にもアレルギーの検査としてはパッチテスト、スクラッチテストなど、原因物質を肌につけて、一定の時間後に赤みが出るかどうかの検査方法もありますが、血液検査よりも精度は劣るとのことです
いきつけの病院や近くの病院など、問い合わせてみてくださいね
その時は「アレルギー検査をしたい」と伝えましょう
ちなみになんですけど…
私もアレルギー検査を受けようとしたことがあったのですが…
病院の先生に「検査してもいいけど、どれに反応しても結局服用する薬は同じなんだから、やらなくていいんじゃない?症状出たら薬飲むってことで」
…と、言われまして
結局やらずじまいでした
そんなこともあるんですね
それから…検査した時に出た高い数値は、ずっと同じ数値のままではなく、アレルギー物質を体内に取り込む量が少ない生活を続けていると、数値は下がっていきます。
その逆パターンもありで、生活状況によっては、以前は低かった数値が上がってしまい、アレルギー症状が出るようになってしまったりと変化していきます
定期的に検査すると、なお良いと言えるでしょうね。
おわりに
毎年時期がくると、憂鬱な気分になる花粉症。
風邪のがマシだと思ったことも数知れず。
アレルギーの検査を受けて、自分の体質を知り、対策を立てることはアレルギー症状を軽減するためにも非常に有効です。
もしかして花粉症かな?と思ったら検査をおすすめします。
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