歯医者で歯周病の治療が終わったのに再発  原因と理由を解説

歯医者での長い治療期間が終わり、歯周病の治療も終わったはずなのに、久しぶりに検診受けたら、また歯周病との診断。

なんで?治療この前終わりましたよねえ???

歯周病が再発した理由を分かりやすく説明していきます。

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歯石を取るだけが歯周病の治療ではない!

歯周病と診断され、口の中に沢山の歯石が付いていた方ほど、歯石を取るための通院は回数がかかります。

特に保険適用内での歯石取りは、一日の治療で取れる本数に決まりがありますので全部の治療終了までには数ヶ月かかる場合がほとんどです。

数ヶ月も通院したのに、なぜまた今、歯周病が再発しているのか?

それは歯周病の治療は歯石取りだけでは足りないからです。

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歯周病の治療において、成功の鍵は患者さん自身が握っている

元々は健康な歯や歯ぐきだったのに、いつの間に歯周病になったのでしょうか?

歯周病というのは、日頃の歯磨きの仕方に問題があり、それが習慣化された事で起こる病気なのです。

生活習慣病の一種といえます。

その習慣化されている、歯磨きの仕方の癖や力加減などを見直し、キチンとした歯磨きを患者さん自身が一人で出来るようになることが歯周病の治療での大きな目標であり、それによって、歯周病の改善、再発を防ぐのです。

しかし、習慣化されている歯磨きの癖や力加減を直して、自分のものにしていくのは容易ではありません。

患者さん自身の頑張りにかかっているのです。

通院している歯医者の先生の治療方針の違い

通院している歯科医院によっては、歯周病の治療として、歯石取りだけしかしない医院もあります。(もしくはパパッと歯周病の進行度合いを見る検査を終わらせ、パパッと歯磨きの練習を済ませている歯医者もありますが)

付着している歯石を取っていくことで、歯ぐきの炎症も治っていき、歯ぐきの回復を早めます。

ですが、元々歯石が付いてしまう原因は患者さん自身の普段の歯磨きに原因がありますので、歯磨きの練習があまりなく、歯石取りだけしている治療方針ではせっかく取った歯石も、また同じ所に歯石が付いてしまうのです。

歯石を取る→歯磨きが以前と同じ仕方のまま→同じ所にまた歯石が再付着→歯周病の再発

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という図式になります。

汚れた口の中をどこまで綺麗にする事が出来るかが重要

歯石取りを行うと、歯ぐきの改善が促され、歯周病の治療がどんどん進んでいるように感じます。

しかし歯石というのはたった一週間で再付着してしまいます。

歯石は磨き残しのばい菌の固まり(プラークと呼ばれるもの)が一週間停滞し続けて石灰化したものを指します。

ですので、歯石取り以前に、もしくは歯石取りと同時のペースで歯磨きのやり方にも改善がみられるようでないと、歯周病の再発を防ぐのは難しいのです。

大人になってから、歯医者で「歯磨きの練習が必要です」と説明すると、気恥ずかしい気持ちが先に立つのか、「やりたくない」とおっしゃる方も多々いらっしゃいます。

ですが、そこを改善しないと本質的なことは何も変わらないままなので、是非練習に励んでくださいね。

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歯磨きのやり方が上手にならない限り、歯周病の再発を防ぐ手立てがないといっても過言ではないのです。

キチンと磨けるようになるまでのテクニックを習得するまでは容易ではありませんし、一回や二回歯医者で教えてもらったぐらいでは出来るようにならなくて当然だといえます。

きちんと磨けるテクニックを身につけられたら、それは一生モノですし、どんなに重度の歯周病の方も、キチンと歯磨き出来る方とそうでない方では回復具合に雲泥の差が生まれます。

おわりに

歯周病の治療であまり歯磨きの練習をしない、わからないといったら嫌な顔をされるような歯科医院では、正直、再発の可能性は大だと思います。

歯周病は決して自然治癒することない、きちんとした治療が必要な病気です。

一本でも大切な歯を残せるように、ご自分を大切になさってくださいね。

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