晴れの卒業式の日、袴を着て、ブーツを履いて…と正装感を出しつつ、オシャレ!というのがまたいいですよね。
でも、普段から和装なんてしないし、こんな時はどうしたら…?着崩れや、お手洗いは?なんてお悩み。
ここでは袴のレンタルから着付けや美容室の流れ、ブーツや髪飾りなどの小物は…というお悩み、にお答えし着崩れ防止策について説明していきます。
袴を着る おすすめはレンタル
袴を着る機会はそうそうないので、やはりおすすめはレンタルです。
何といっても気軽ですし、着終わったあとのお手入れなど気にせずに済みます。
レンタル代の相場は、大体、上の着物と下の袴と帯を合わせて3万円ぐらい~のところが多いようです。
レンタル一式のなかには、荷物を入れる巾着や草履、なかには髪飾りのような小物までレンタルできるところもあります。
レンタル日数は4泊5日が多いです。
レンタルする人の中には、上の着物はお母さんの物やお手持ちの振袖着て、下の袴だけレンタルしたい!という方もいて、下の袴だけのレンタルも可能です。
ただ、レンタルですと気に入った柄がない!なんてこともあり、中には購入することを選ぶ場合も。
レンタル代とそんなにお値段変わらず、購入することも出来ます。(これもピンからキリまでですが…)
汚してしまったら…とか悩んでしまったり、自宅で着付けの練習をして、当日を迎えたい方にはおすすめです。
袴に合わせるブーツ 髪飾り
次は履き物ですが、正式には草履です。
ただ、卒業式シーズンは気候も寒い時期なのと、天候が雨、もしくは雪!ということを考えるとブーツのがおすすめです。防寒性も兼ねてますし。
袴をレンタルする場合はブーツのレンタルも出来るお店もあり、お値段は4、5千円くらいからです。
お手持ちの編み上げブーツがあるなら、そちらで代用可能です。
ただ、ヒール部分は少し細めの方が袴にはピッタリですね。
ブーツには防水スプレーを忘れずに。
ブーツの中ですが、タイツでも靴下でもストッキングでも可です。
見えるということはあまりないとは思いますが、同色系のが無難です。
ちなみに着物の下の下着ですが、ワイヤーが入っているタイプの下着ですと帯で締められ苦しくなる可能性が高く、和装用の下着か、下着と一体型のキャミソールなどを着るのが良いでしょう。
ショーツはいつも通りで大丈夫です。
着物と袴を美容室で着付けてもらうには…
どうしても卒業式は日付が重なる場合もあり、混み合っていて予約が取れないこともあります。
年内には問い合わせ、予約を取ってしまうのが良いでしょう。
当日の持ち物など、美容室によっては指示があるところもあり。(フェイスタオルを2、3枚持ってきて欲しい、ロングヘアの場合はポニーテールにしてきてほしい…など)
何事も早目が安心ですね。
特に小学生のお子さんの場合はプロに着付けてもらう方がいいと思います。身体のラインが華奢なので、個人ですと中々着付けは難しいのが実情です。子供は1つ1つの動作も大きいことから着崩れしやすく、プロに着付けてもらった方が、着崩れも起こりにくいです。
着付けを個人でやる→髪型も個人でやる
となった場合、卒業式の朝はたっぷり時間に余裕がないと難しいですし…。
出発の時間に間に合わない!となると、本末転倒ですし…。
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着崩れを防ぐには
和装を着ている時は動作を小さくすることが大切です。
①腕を持ち上げるときはもう片方の手で振袖を抑える。
②階段の登り降りには袴の上部、隙間が空いている部分から手を入れて持ち上げて登り降りします。
③椅子に座るときは背もたれに寄りかからず、浅く掛け、おしりで袴を引っ張ってしまわないように、袴の上部隙間から両手を入れ、腰の辺りを少し持ち上げて座るようにすると袴が引きつらず、着崩れを防げます
*もし、帯が緩んでしまったら…
袴のリボン結びをほどき、結び直すだけでOKです
[トイレの時、どうする?]
袴だとトイレに行けないという噂があるようですが、袴はロングスカートのようなものなので、袴をたくし上げれば大丈夫です。
でもその前に振袖先端部分を袴の帯の中に入れるのを忘れずに。
卒業式当日、荷物を入れるバックはどうする?
普段は洋服ばかりですと、袴姿に合うバックって何?と思いますよね。
卒業式には卒業証書ですとか、なにかと荷物があったりします。
バック類の小物にも和装用のものがありますが、それを用意しましょう。
式に出席する際は和装用の小さめの巾着袋やバックで。
その中に和装用の手提げ袋などを折りたたんで入れておき、卒業証書などはそれで持ち帰るのがおすすめです。
なぜ、卒業式に袴を着るの?
明治時代から昭和初期まで、袴は女学生が通学時に着用する制服のようなものでした。
現在では和装の習慣はなくなりましたが、学業を締めくくる最大の式典にふさわしい礼装として、当時の女学生スタイルを伝統的に受け継いでいるそうです。
最近では女子小学生の卒業式にも袴を着用するのが流行しているとのことです。
ただ、学校によっては袴での卒業式出席はNGとしている学校もあるようですが…。
着崩れたり、着慣れない和装で式の最中気分が悪くなる子がいるからだとか色々言われていますが、学校にキチンと確認してから決めましょう。
おわりに
卒業式はメモリアルな1日ですよね。
準備は早目、早目に。
当日は慌てることなく、素敵な思い出の残る1日になりますように…。