12月に入ると年末の大掃除やら買い出しやらで忙しく、あっという間にお正月がやってきます。
毎年年末の買い出しなどで見かけるお正月飾り。
購入してみたものの、どこに飾ればいいのか?いつから飾るのが正解なのか?などわからないことも多いですよね。
ここでは、
・お正月飾りの種類とそれぞれの飾る場所はココが正解
・お正月飾りはいつから飾り、いつになったらしまうものなのか?
・購入したお正月飾りをまた来年使い回すのはありなのかを解説
・飾ってあったお正月飾りの処分方法
1、神社の場合
2、自宅の場合
について詳しく解説していきます。
お正月飾りの種類とそれぞれの飾る場所はココが正解
1、門松(かどまつ)
門松とは、正月に家の門の前に立てられる松や竹でできた正月飾りのことで、松飾り、飾り松、立て松とも呼ばれることもあります。
現在では、マンションやアパートなどの集合住宅で暮らす人も多いので、本格的な門松ではなく、簡易的な門松に水引があるタイプのものを門柱に飾る家が多いです。
2、注連縄(しめなわ)
注連縄は種類が地方によって様々で、大根締め、ゴボウ締め、輪飾り、玉飾りなどがあります。
注連縄はダイタイの実やユズリハの葉、ウラジロの葉や海老を飾ることが多いが、東日本の注連縄は簡易的なものが多い。
主に家の門、玄関、出入り口、また車や自転車などに飾ります。
3、鏡もち
昔は歳神棚(お正月の神様をお迎えするための棚)を設け、その年の恵方に向かってお供えしましたが、歳神棚を設ける家庭が少なくなり、最近は床の間に飾るのが主流となっています。
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お正月飾りはいつから飾り、いつになったらしまうものなのか?
お正月飾りはいつから飾るのが正解か
クリスマスが終わってから28日頃までに飾るようします。
29日は「苦が待つ(末)」という事から避けられ、また31日では「一夜飾り」となって神様に大変失礼とされています。
このような事から、28日まで飾る事が出来なかった場合は、30日に飾るのがよいとされています。
お正月飾りはいつになったらしまうものなのか
お正月からしばらくは「松の内」といいます。
その間は、注連飾りや門松などは飾っておき、松が明ける日(最後の日)に片付けます。
松の内は、実は地域によってその期間が異なり、関東では1月7日まで、関西は15日まで。地方によっては10日というところもあります。
地域によって日にちが違いますので、その土地に長くお住まいの方に聞いてみるのが一番早いです。
去年購入したお正月飾りをまた来年使い回すのはありなのかを解説
購入したばかりのお正月飾り。まだキレイだし、来年も使いたいと思ってしまいますよね。
今のお正月飾りは可愛らしいものも増えてまして、フェルト生地で出来ているものやお正月らしさを演出するために購入したものは、また来年使い回しても問題ないと言われています。
ただ、神社で購入したものや、きちんとしたお正月飾りは、本来は歳神様をお迎えするためのものですので、お役目を終えたお飾りは処分して、また来年は新しいお正月飾りで歳神様をお迎えするのが良いようです。
飾ってあったお正月飾りの処分方法とは
1、神社の場合
【どんと焼き】
その地方、神社により「どんと焼き」というお焚き上げの行事を設けている場合があります。どんと焼きは主に東京や近畿地方での呼び名で、その地方により呼び名も違うようです。
お近くの神社でお焚き上げがあるか確認、お正月飾りはどのようにして持ち込んだら良いのかを電話して確認するのが一番早いです。
ビニール製の注連縄は持ち込み禁止の神社も多いです。他にも、プラスチックの装飾品は外して持ってきて欲しいなど、神社により様々です。
2、自宅の場合
お正月飾りを神社でお焚き上げしなくてはならないという決まりは無いそうで、ご自宅でも処分可能とホームページに記載している神社もあります。
【お正月飾り 自宅での処分方法】
1、大きな新聞紙を広げ、その上にお飾りを乗せる
2、塩をまく
3、新聞紙で包んで、袋(生活ゴミとは別の袋が良いとのこと)に入れたらもう一度塩をまく。
4、各自治体のきまりに沿って処分する。
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おわりに
お正月飾りもしているようで、知らないことが多いですよね。
神社で処分するのが一般的かと思いきや、神社側が家庭での自己処分を推奨しているとは驚きでした。
この記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。