熱中症の初期症状はとっても気づきにくいんです。
以前、管理人は仕事中に熱中症になってしまったのですが、初期症状には気づくことが出来ず、気づいたときにはかなり症状が進行してしまい、早退するはめに。
自分も大変なことになり、仕事に穴をあけ迷惑をかけることとなってしまいました。
これはもしかして熱中症かな?と思ったときにすぐ調べられて、対処方法がわかるようにまとめました。
ここでは、
・熱中症の初期症状と進行段階について。
・熱中症になってしまった時の応急処置の正しい手順について
を紹介していきます。
熱中症の初期症状と進行段階について
熱中症は、軽い症状から命にかかわる重症なものまで、段階別にいくつかの症状がみられます。
熱中症の初期症状と進行
熱中症の初期症状では、立ちあがったときにクラッとする立ちくらみや、呼吸や脈が速くなる、くちびるがピリピリするしびれなどがあります。
管理人が熱中症になったときは仕事の忙しさに「なんか体調が…」と思いながらも初期症状を見逃してしまいました。
ですが、よく考えてみると、立っていたときに目が回るような感じや、くちびるがピリピリする感じはあった気がします。
初期症状は大人でも気づきにくく、また、初期症状を自覚していても、その時に適切な処置が施されてはおらず、症状が進行してしまう場合も多いです。
症状が進行して、大量の汗をかいて体内の水分と塩分が不足すると、足や腕に「こむら返り」と呼ばれる、手足の筋肉がつるなどの症状が出る場合があります。
筋肉がピクピクとけいれんしたり、硬くなることもあります。
ほかにも、脱水症状によってだるさ、頭痛、めまい、吐き気などの症状が見られることも。
さらに症状が進むと、40度以上の高熱、意識障害、けいれん、異常行動などを起こすことがあり、この状態を熱射病といいます。脳内の温度が上昇することで中枢神経に異常が起こり、からだのさまざまな臓器に障害が出て、命を落とすこともある危険な状態です。
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熱中症の段階と症状
I度 (軽度)
1、めまい・失神
「立ちくらみ」という状態で、脳への血流が瞬間的に不充分になったことを示し、“熱失神”と呼ぶこともあります。
2、筋肉痛・筋肉の硬直
筋肉の「こむら返り」のことで、その部分の痛みを伴います。発汗に伴う塩分(ナトリウムなど)の欠乏により生じます。これを“熱けいれん”と呼ぶこともあります。
3、大量の発汗
II度(中度)
1、頭痛・気分の不快・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感
からだがぐったりする、力が入らないなどがあり、従来から“熱疲労”“熱疲弊”と言われていた状態です。
III度(重度)
1、意識障害・けいれん・手足の運動障害
呼びかけや刺激への反応がおかしい、からだにガクガクとひきつけがある、真直ぐ走れない・歩けないなど。
2、高体温
からだに触ると熱いという感触です。従来から“熱射病”や“重度の日射病”と言われていたものがこれに相当します。
熱中症になってしまったら…応急処置の正しい手順を紹介
身体から熱を逃がす、水分補給をするが基本になります。
1、衣服をゆるめる。
2、脇の下、首の後ろなどを熱冷さまシートや濡れタオルなどで冷やす。
3、経口補水液かスポーツドリンクをたくさん飲む(もし水分補給が出来ない場合は救急車をすぐに呼びましょう)
熱が高い場合、大量の発汗がある場合は経口補水液がおすすめです。
【最初は体温が上がらないこともあるので注意が必要】
熱中症になっても、軽症のうちは体温が高くならないこともあります。ただ、初めは軽症でも、放っておくとあっという間に重症化してしまうこともあるので十分注意が必要です。
「熱が高くないから大丈夫」と思わず、他の症状がどのようなものかよく考えてみましょう。
「おかしい」と感じることがあったらまずは体温を測ってみましょう。平熱より1度以上高い場合は要注意です。
涼しいところで横になるなどしてからだを休め、熱が下がるまで様子をみましょう。
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【熱中症になるとどうなるのか?管理人の場合】
管理人が熱中症になったのは仕事中でした。
室内での仕事で、エアコン設定28度、室温30度、湿度は70%以上。
その日はとても忙しく、水分補給はあまりしてなかった気がします。
体調は疲れと睡眠不足が重なっていて、それも熱中症になってしまった要因の一つだと思います。
管理人が熱中症になったときは熱が高い、というより頭が割れそうなくらいの激しい頭痛のが印象に残っています。
そのあとからきた嘔吐。
吐くのを抑えられずトイレにこもりっきりになる事態。(1時間は吐いてました)
そして大量の発汗。
仕事は早退し、なんとか帰宅して、そのあともトイレで吐き続け(30分くらい)このままじゃマズイ、水分補給しないと…家にたまたま買い置きしていたスポーツドリンクをがぶ飲み。
そのあと少しづつ吐き気は治まり、そのあとは爆睡しました。
4時間ほど睡眠を取り、目が覚めたときにはかなり回復していました。
熱中症になっていった様子を知っている同僚からは「救急車を呼ぶか上司と相談した」など後から聞いて、迷惑と心配をかけてしまったことを反省。
熱中症になってしまったらどうしよう、の恐怖から、それ以来気温と湿度の高い日の仕事中の飲み物はスポーツドリンクにしています。
それからは一度も熱中症になっていません。
*熱中症予防まとめ スポーツドリンク、経口補水液、食事、生活習慣について詳しい情報はこちらから
おわりに
熱中症になったことのある知人に話を聞くと、みんな口をそろえて「もう二度となりたくない」といいます。
熱中症の症状と進行の様子を覚えておいて、早いうちに適切な処置を施すことが大切です。
この記事がみなさんのお役に立てたら幸いです。